衆議院-安全保障委員会 2018年(平成30年)05月10日
 (国会会議録検索システムより抜粋) ※この質疑の動画はこちら





○本多委員 立憲民主党の本多平直です。  日報問題等、質問をさせていただきたいと思います。  まず、ちょっと最初に前提で一つ大臣に確認をしていただきたいんですが、ことしの三月三十一日にこのイラクの日報のことが大臣に初めて報告をされたときに事務方が使ったペーパーを出してくれということを私は申し上げました。今の、現時点での回答は、それは出せないということなんですが、実は、それ以前に一度、間違った紙を私に提出をしまして、そしてそれが、数週間にわたり、これを本当にこんなもので説明したのかというやりとりをしたのにもかかわらず、返答がないまま委員会を迎え、委員会の現場で私や広田議員などがこのペーパーをめぐって確認をするという事態に陥りました。  単純なミスだったと思いたいんですが、国会議員に資料を提出するかどうかということが大事なテーマになっている本件において、大臣説明に使った紙というのを間違って数週間にわたって提示したことについて、一応、事実関係を、議事録にも残ってしまっていることなので、事実関係、間違った紙を渡したんだ、申しわけないという一言をいただければと思います。

○小野寺国務大臣 今、本多委員から御指摘がございましたように、本多委員に事務方から提出させていただいた資料は、防衛省より、四月二日に陸自におけるイラクの日報の確認について公表する際に使用した資料であり、委員からの御指摘を受けた私への報告というのは三月三十一日ですから、日付を見てもおかしい話であります。  このような資料を本多委員に御提示するときに、説明が不十分で、あたかも三月三十一日の私への部内検討資料の文書であるような内容についてお示しをしたということに関しては、これはあってはならないことでありますし、事務方に厳しく指示をいたしました。  いずれにしても、事務方の説明不足により本多委員に大変不快な思いをさせてしまったことをおわび申し上げたいと思います。

○本多委員 不快な思いというか、この質問の貴重な時間を、この紙が本当なのかというような議論で私の時間と広田委員の時間が使われたというのが事実ですので、ぜひ事務方に厳しく注意をしていただければと思います。  それで、もう一点、実は前回、委員会のときに大臣の発言というのがございました。私はその場で、大臣発言の中に、国際教育活動隊の日報が見つかった件、これはイラクではないんですが、イラク以外の、ゴランでありますとか、そういう日報が大量に発見をされた件について載っていないのはなぜか、それから、野党へのいろいろなヒアリングのペーパーにもなぜかこの件だけ載せていないのはなぜかということについてお聞きをしまして、大臣はそのとき状況を把握されていなかったようなので、今把握している、なぜこの国際教育活動隊で発見された日報についての記載が大臣発言や野党へのペーパーに載っていなかったのかを、単なるミスなのか、どういうことなのか、御報告をいただければと思います。

○小野寺国務大臣 陸上自衛隊の国際活動教育隊において南スーダンPKOやハイチ国際緊急援助活動等の日報が発見されていたことについては、四月四日に公表させていただきました。  四月五日及び六日の野党合同ヒアリングでの防衛省の説明資料については、イラク日報について御説明するものと考え、イラク日報が発見されていなかった国際活動教育隊に係る言及はありませんでした。  また、四月十日の本委員会での私からの報告にも国際活動教育隊に係る言及はなく、これらは事務方のミスであり、大臣として申しわけなく思っております。この点については、私から事務方に厳しく注意をしております。  いずれにしましても、四月十日の本委員会で申し上げましたとおり、御指摘の国際活動教育隊に係る言及については、本委員会で特段の決定があれば、それに従い、適切に対応させていただきたいと思っております。

○本多委員 というように、一つ一つのことを余り責め立てる気はないんですが、非常に私たちも調査をしっかりしたいと思っている中で、事務方の段取りが悪いことが散見をされますので、しっかりとそこは対応していただきたいと思います。  そして、私ちょっと先ほど名前を間違えて言いましたが、国際活動教育隊ですね。国際活動教育隊の資料なんですが、これ、実は、一番、発見されたのはいつ、三月に発見されたという情報を事務方から得ているんですが、なぜ四月二日の小野寺大臣の会見ではこれは報告をする対象にならなかったのかということについて、まずお聞きをしたいと思います。

○小野寺国務大臣 国際活動教育隊が南スーダンにおけるPKOを含む日報を保有しているという報告を私が受けたのは、この公表当日の四月四日でありましたので、私のところに来た報告が四月四日で、私は、速やかに公表せよということで指示をいたしました。

○本多委員 三月に入手をしていた国際活動教育隊の日報を把握していたことが、なぜ、三月三十一日の小野寺大臣への説明、それから四月二日に記者会見をした小野寺大臣に伝えなかった事務方の事情をお知らせください。

○小野寺国務大臣 統幕参事官が、二月二十七日以降、陸自全体の日報の保有状況について報告を受け、確認された日報の提供を受けてきたところですが、部隊別の保有状況が明らかではなかったため、三月十三日に陸自の国際活動教育隊の日報の保有状況を確認させた結果、三月二十八日になって、南スーダンPKO等の日報を保有していることが明らかになったという報告を後に受けております。  その後、事務方において、まずはイラクの日報が確認されたことを速やかに公表する作業を進めていたため、国際活動教育隊が日報を保有している旨を私に報告する準備を終えたのが四月四日になったという報告を受けております。  いずれにしても、事務方から、本来であれば、三月二十八日に確認ができているのであれば、私に対しても速やかに報告するということが適切だと思いますので、事務方に注意をしております。

○本多委員 今、この短い時間だけでも、小野寺大臣が事務方に注意をしてもらわなきゃいけない事項が三点もこの短い期間に発生をしているんですね。こういう状況を重く受けとめていただきたいんです。  それを国会議員への報告、私が小野寺大臣の立場だったら、厳しく怒ると思うんです。三月の中旬に入手をしていて、どうせだったら一回で発表したいようなものを、わざわざ二日おくらせて発表させるという今のこの事務方の体制に対して、私は、厳しく注意をすべきだと思うんですけれども、どうですか、大臣。

○小野寺国務大臣 私としては、厳しく注意をしております。また、ここで、言葉を強めて言う場ではないというふうに承知をしておりますが、当然、省内においては、なぜこのようなことをしているのか、あるいは国会の求めに対して適時適切に応えてきていなかった今までの経緯も含めて、それは厳しく指導をさせていただいております。

○本多委員 それで、実は、この国際活動教育隊の日報というのは、去年、我が党の辻元議員が場所を指定して、事務方との会話ではイラクとか南スーダンとか絞って言ったのかもしれないんですが、結局、調べていなくて、その翌日か翌々日の稲田大臣の答弁は、国際活動教育隊においては、日報は、そのような事象の有無を確認した後、不要となるため、文書としては保管していないところでございますと。  これだけ大量の、このときの稲田大臣の答弁は、南スーダンであるとかイラクとか特定をしていませんから、これは明らかな虚偽答弁だと思うんですけれども、稲田大臣のこの日の答弁は間違っていたということを再度確認をしていただけますか。

○小野寺国務大臣 昨年二月十六日に、辻元議員から、陸上自衛隊の国際活動教育隊が収集した日報についての資料要求があった際、保有していない旨回答し、翌日の国会においても同様にお答えした一方で、国際活動教育隊が日報を当時から保有していることが確認をされました。当時の正確性を欠く答弁、資料要求への対応というのは不適切だったと私も思います。  お尋ねの経緯を御説明すると、昨年二月十六日、辻元議員からの資料要求を受け、国際活動教育隊では、日報は用済み後破棄されているとの認識のもと、副隊長から各科長等に対して捜索の指示が行われました。その際、一部の文書管理簿や個人用の端末について捜索を行ったものの、後日日報が保管されていることが確認された共用端末及び外づけハードディスクについては探索を行わなかったことが判明しております。  その後、本年三月二十八日、統合幕僚監部における一元的な管理を進める作業の過程で、国際活動教育隊評価支援科の共用端末及び研究科の外づけハードディスクに南スーダンPKO等の日報が保管されていることが明らかになったということであります。

○本多委員 去年の辻元議員の捜索依頼に対する間違った情報を稲田大臣に上げ、稲田大臣に間違った答弁をさせた責任者は特定はできているんですか。

○小野寺国務大臣 先ほど申し上げましたとおり、当時の探索は、副隊長の指示のもと、国際活動教育隊の各科等においてそれぞれ行われたということであります。  当時の正確性を欠く資料要求への対応は不適切であり、これは、現在、事実関係について調査しているところであり、調査結果に基づき、適切に対処してまいりたいと思っております。

○本多委員 調査中というのは、大野チームでの調査ですか、それとも、大野チームとは別なところで調査をしているんですか。

○小野寺国務大臣 大野チームではありません。大野チームは限った形での調査をしておりますので、大野チームではありません。

○本多委員 このときに、その国際活動教育隊の担当者、今回、ことしの三月に出てきたパソコンを持っていた部署の当時の責任者は、私はきちんとした処分を、それがミスだったのか隠蔽だったのかは内心の問題なので、私たちまでなかなか、警察権もありませんので調査できませんけれども、百歩譲って、私たちは、隠蔽だった疑惑もありますから、こんな短い時間では捜せないと答弁を稲田さんにさせるべきだったと思いますし、しかし、ミスだったとしても捜し方が足りなかったにしても、大臣に間違った答弁を国会でさせ、そして、辻元議員に間違った情報をもとに国政を論じることになるわけですよ。こうしたことをしてしまった、この国際活動教育隊の今回出てきたパソコンを管理をしていた部署の責任者は、きちんとした処分をすべきだと思います。  これは調査をしているということですから、いつごろまでにこの調査を、もうこの事案が発生してから一月以上たっているんですが、いつごろまでにこの調査は終わる見込みですか。

○小野寺国務大臣 まず、辻元議員からの資料要求という要求を受けて、これは速やかに要求に応えて対応すべきということで、この国際活動教育隊については、まずその資料がある可能性が高いところを捜査したんだと思います。ただ、その段階では見つからなかったということなんだと思いますが、いずれにしても、これは、その後も探索をする中で見つかっているのであれば、速やかにその時点で報告をするのが適切な対応なんだと思います。  また、その時点で、しっかりとした探索をしない中で、当時の稲田大臣に対して、答弁する資料を上げてしまったということは、これは問題だと思います。  私どもとしては、この一連の流れについてしっかり把握をした上で適切な対処をしたいと思いますし、なるべく早く対応できるようにしていきたいと思っております。

○本多委員 それは我々にも、その処分が、いつ調査が終わって、報告をいただけるということでよろしいですか、きょうの時点ではわからないということなので。

○小野寺国務大臣 国会の議論の中で、この問題について委員からも御指摘をいただいている内容でありますので、速やかな調査が終わった段階で御報告させていただくということになると思います。

○本多委員 ほかの部署の隠蔽は、広い範囲から、巨大な自衛隊全部から、あるのかないのかという話ですから、皆さんの方に寄り添って、見つからなかったということに寄り添って立場に立つことも可能なんですが、この国際活動教育隊は、辻元さんが極めて限られた部署を特定して、ここにありそうだという指摘で言って、そしてまた、出てきたのが、ハイチ七百五十日分、ゴランが四百三十日分。一つ、二つ残っていたという話じゃないんですよ。一年、二年の分の巨大なものが残っていた。これを見つからなかったなんと言って、だから、幾つかもう問題がたくさんあり過ぎるんですけれども、これ一つでもやはり重大な問題だと思いますので、きちんと事実関係を明らかにして、申しわけないですけれども、担当した方をきちんと処分をしていただきたいと私は思います。それが再発防止につながると思います、口だけで言うのではなくて。  それと、もう一つ私が強く思っているところについても、大野チームでは調査をしていただけない、ことしのおくれの問題であります。  情報が二月二十七日に統幕に上がってから三月三十一日までの一カ月間、私はこのおくれが致命的だと今回の問題で思っています。何か大臣も、これも、さっきのちょっとしたミスの、三回連続で謝っていただきましたけれども、私はここは大問題だと思っています。  なぜかというと、去年の南スーダンのあの大問題を経験していない自衛隊だったら、いや、ちょっと、資料をきちんと整理してから大臣に上げようという発想は、役所というところではあるのかもしれません。それと、内心で、相談はしないけれども、予算委員会の最中にこんなものを出すのもというのもあるかもしれません。私はそんなことは許しませんが、あるかもしれません。  しかし、私、今回やはり異常だと思うのは、南スーダンのあの隠蔽騒動で特別防衛監察が入り、大臣が事実上この問題で辞任をし、そして二人の幹部が辞職をするというところになった自衛隊において、こんな面倒くさいものを見つけて大臣に上げない、そして国民への公表を一カ月もおくらせるというのは、重大な、今回の事案の大きな柱の一つの自衛隊の不祥事だと私は思うんですけれども、大臣、ここの認識はありますか。ぜひお答えください。

○小野寺国務大臣 統幕監部から私まで上がってくる経緯であります。  その間の経緯について、まず、三月二日に日報の一部が陸幕から統幕参事官に送付されました。その後、三月二十日にかけて、改めて、陸上幕僚監部を中心に、日報の探索漏れがないか、行政文書の再確認を行いました。また、これら再確認と並行して、統幕参事官において確認された一万四千ページの文書が日報に該当するものなのか、また文書に欠損がないかといった観点から確認を重ね、さらに、今回確認された日報に関し得る過去の国会議員からの資料要求や国会での答弁並びに情報公開請求への対応状況を可能な限り確認をし、加えて、国際活動教育隊における日報の保有状況を調べるなど、イラクの日報以外の日報についても確認作業を進めるなど、大臣への報告に対して事務方として必要な作業を行ったという報告は受けております。  そうした過程で、統幕総括官には三月五日に、官房長には三月二十九日に、事務次官には三月三十日に、統幕長及び陸幕長にはそれぞれ三月三十日に、イラクの日報の存在について報告が上がったということであります。  私が聞いたのは、その翌日、三月三十一日ということで、いずれにしても、大臣に報告されるまで約一カ月を要したことについては、事務方として必要な作業を行っていたという事情、これはあるというふうに報告は受けておりますが、このような事案を認知したのであれば、私へ直ちに第一報をするべきだというふうに思っております。このことについては、私から事務方へ厳しく指導をしております。

○本多委員 この御答弁は何度もお聞きしているんですが、事務方の精査は、漏れがないかというのはやっていたんですけれども、三月三十一日の報告までに漏れはなかったんですか。事務方は漏れがないか確認していたとおっしゃっているんですが、漏れはあったんですよね。四月、三月三十一日の後もぼろぼろぼろぼろ出てきているわけで、漏れがないかのために大臣への報告がおくれた、一カ月おくれたと言っていますが、漏れはその後もあるんですよね。

○小野寺国務大臣 いずれにしても、このような資料を集めるにおいては、さまざま、逐次、いろんなものが見つかったということで、その精査をしていたということだと思いますが、事務作業は恐らくかなり大変なものだと思います。  特に、恐らく、事務方からしたら、私が報告を受けたら、これはどうなっているんだ、あれはどうなんだ、過去の国会答弁ではどうだったんだ、恐らくそういうことを私は必ずそこで聞くと思います。当然、それに備えてさまざまな作業をやっていたんだと思いますが、いずれにしても、まず、こういうのがありましたということが確定されたら、第一報をまず私にして、そしてその後、必要な作業を進めていくということをすればよかったと思いますので、この件については、まず、確認した時点で第一報をすべきだということを、改めて強く事務方には指摘をしております。

○本多委員 報告をしなかった事務方の、私はきちんと処分をすべきだと思うんですけれども、いかがですか。

○小野寺国務大臣 御指摘の件については、事実関係について調べているところであり、判明した事実に基づき適切に対処してまいりたいと思っています。

○本多委員 これ以上どういう事実を調査するんですか。

○小野寺国務大臣 先ほど来、事務方から説明は受けておりますが、それだけの作業を要するのにこれだけの期間がかかったのかということもありますし、そして、なぜ私の方に第一報をしなかったのか、そのことについても適切に私どもとして調査をする必要があります。  そして、委員にぜひ知っていただきたいのは、処分、処分とお話をしますが、これは職員、隊員の一生のことにかかわる問題であります。とすれば、当然、その職員、隊員等に対して、どのようなことで行ったかということを正式に聞き取りをし、そして省内のさまざまな判断基準に応じて処分というものを下すのが適切なやり方であることは、もう委員も御承知のことであると思います。  そういう意味で、やはり、しっかりとした事実関係の確認というのは、当然その処分の前提としては必要だと思いますので、それをしっかりとやっていく中で、またこの結果については御報告をさせていただきたいと思っております。

○本多委員 何かちょっと、処分、処分と安易に言っているかのような指摘をされて心外なんですけれども、私はそんなつもりはありません。  しかし、こうした問題というのは、やはりその時点で担当していた方をしっかり処分していかない限り、再発防止につながっていかないと私は思うんです。  だから、その役人の方を個人的に小野寺大臣も知っているし、一生懸命ふだんはほかのことはやっているとか、そういうことはあるかもしれないけれども、大臣におくれただけじゃないんですよ。国会議員に、ないと言っていたものが見つかって、この一カ月間に、たまたまイラクをめぐる何か法案が出ていたらどうするんですか。南スーダンをめぐる法案が出ていたら、私たちはその情報を知って審議をするのと知らないで審議をするのと、大きな違いが出る。この一カ月おくれたから、大臣の心理的な怒りだけではなくて、国民や国会議員の知る権利を害してしまったんですよ、結果として。  だからこそ、私は、しっかりと、処分も含めて、事実関係を明らかにして、トータルとして済みませんでしたという話じゃなくて、個人もある程度特定をして、特に責任者はしっかりと責任をとっていかないとこうした問題の再発防止につながらないし、それをきちんとやってもらわないとこの問題の解決につながらないと思うんですけれども、いかがですか。

○小野寺国務大臣 いずれにしましても、適切にこの事態について私どもとして調査をし、それに対して適切に対処してまいりたいと思っております。

○本多委員 少し安心をしたんですが、大野チームとは別に、この三月のことも今調査をしているという答弁をいただきました。調査をしている以上、その結果が出ると思いますので、しっかりとそれをまた国会に報告をしていただきたいと思いますし、それから国際活動教育隊の件も調査をしているということを言っていただきましたので、大野チームとは別に、ことしの三月の問題、それから昨年の辻元委員への、国際活動教育隊の、間違った答弁をしてしまった、責任者の調査、これはしっかりとしていただきたいと思います。  そして、今処分というお話が出ましたので、暴言事件について少し質問をさせていただきたいと思います。  小西参議院議員への暴言を吐いた幹部自衛官、訓戒という、懲戒に当たらない処分をされたと聞いていますけれども、私はこれは軽過ぎると考えるんですけれども、いかがでしょうか。  懲戒処分というものについて説明を伺いました。懲戒処分のうち、一番低い処分でさえ、重い、悪質なスピード違反などをした自衛官は懲戒処分をされているわけです。私は、これと比しても、今回の、国会議員に路上で暴言を吐いた自衛官の処分が、悪質なスピード違反を犯した自衛官の処分にも匹敵をしないというのは非常に不均衡だと考えるんですけれども、いかがでしょうか。

○小野寺国務大臣 自衛隊員の規律違反に対する処分については、その規律違反の事案について総合的に評価した上で判断していくことが必要なんだと思っております。  今回の小西参議院議員に対して幹部自衛官が暴言を含む不適切な発言をしたことについては、これは申しわけなく思っております。  この事案について改めて申し上げれば、統合幕僚監部指揮通信システム部所属の一担当である自衛官が、勤務時間外の時間帯にジョギングをしていた際、偶然に小西議員を見かけ、議員に対する自分の勝手なイメージで思わず暴言を含む不適切な発言を行ってしまったものであり、計画的に行われたわけではなく、自衛隊法等で規定された政治的な目的も持っていないことを確認しております。  また、本人は、事案後に所属を外し、統合幕僚監部総務課付となり、五月中旬に定期異動ではない形で異動させることとしております。  なお、本人は、事情聴取を五十時間以上にわたり受け、最後には、小西議員から本人に渡された小西議員の国会質疑の議事録を読んで、「小西議員の具体的な想いや活動内容を知らないまま、大変失礼な発言を行ってしまい、大変恥ずかしく、誠に申し訳ないことをした」と深く反省をしております。このことは、本人の供述として公表もさせていただいております。  このようなことを総合的に踏まえれば、私どもとしては、この訓戒の処分ということは決して軽いものとは言えず、適正に行われたものと考えております。

○本多委員 余り言うと小西議員に怒られるかもしれないんですけれども、小西議員の気持ちは、懲戒免職にしろとか言っているわけですよ。しかし、私は、そんな均衡性を……(発言する者あり)均衡性をそこまで、しかし、悪質なスピード違反程度はしっかりとやるべきでないかというのが私の意見なんですよ。ですから、それはしっかりと申し上げておきたいと思います。  それからもう一点、辺野古の工事での海上警備での七億円の過大請求をした企業に契約を続けていたという問題が明らかになっています。  これは、内部通報がなければ七億円だまし取られた可能性もあったという、大変金額の大きな、森友問題の値引きとちょうど同じ金額なんですけれども、こういう巨大な過大請求をした会社を、契約を続けていた事情について、お聞かせをいただきたいと思います。

○小野寺国務大臣 この事案が発生したのは二年半ほど前のことですので、私どもは、あくまでも当時の沖縄防衛局の担当者に確認をするという形で答弁をさせていただきます。  平成二十八年一月四日及び五日に、工事の受注者である大成建設から委託を受けて海上警備業務を実施した業者の従業員とされる方から連絡を受け、まずは、当該海上警備業務に係る減額措置などについて検討をし、警備業務の実施業者に対する監督責任を有する大成建設に対し注意をし、減額措置を行ったところであります。  次に、こうした検討を踏まえた方針のもと、海上警備業務実施業者と沖縄防衛局が直接契約をしていた海上警備についても減額措置を行ったということ、このような事情を勘案し、契約中止や海上警備業務実施業者の指名停止等の措置は講じなかったということを当時の担当者から確認をしております。

○本多委員 その措置は、大臣、正しかったと思われますか。今になってからの判断でもよろしいんですが。

○小野寺国務大臣 私はやはり不適切ではなかったかと思っております。

○本多委員 ぜひこれも、しっかりと過去にさかのぼって担当者を問いただして、なぜこういう不適切なことが起こったか調査をしていただきたいと思います。  以上で質問を終わります。